昨今の釣り事情 非常に厳しいものがあります 週末には子供の面倒も・・・・は家庭の事情です(爆) 何かあればこういった話題が挙がってしまうのもちょっと寂しいことです でも、いろんなメディアで釣り人がそういう話題を出すということはいいことだと思います 一回目ですが、ちょっと長めです ごゆっくりお付き合い願えればと思います ボクのすんでるところも多聞にもれず厳しいです 抜かれちゃったり釣り禁止になったりetc... トップ堂のアベシゲルさんの記事にもありましたが、外来魚問題以来あんまり騒がれなくはなりました が、未だにそういった類の事は現在進行形です 法律が出来てしまいましたので、今後法を犯さない限り釣りする場所が増えるということはありません (管釣りってどうなんだろ?あれは飼育には当たらないのかな) バスに対する皆さんの考えはいろいろあるとは思いますが、少なくともボクの周りのイメージや起こっている事はこうです 1. 繁殖力が旺盛で、在来種を食べつくしてしまう「悪者」 2. 釣りに来る人間がマナーが悪い(ゴミ、柵を破るなどの器物破損、車の止め方etc)から釣り禁止 3. 野池で子供が釣りして事故なんか起こされたら困るから立ち入り禁止(水を抜くも含む) 他にもいろいろありそうですが、思いつくところはこんなところです 今回は1つ目、バスについてちょっと思う所を --- 悪者にされるということ --- 人間は悪者を作らないと生きていけないと僕は思っています 一種のはけ口といいますか とり方はいろいろありますが、「必要悪」という言葉もあるくらいです 外来種で特定されている生き物はもっと数多くいるのになぜバスなのか? 少なからずメディアの影響はあると思いますが、釣り人が過敏になっている部分もあると思います なにせ日本人て酒やタバコの増税でコレだけ大騒ぎできる人たちですから 「好きなものを取り上げられる」気分なわけです 面白いわけがありません 感情的になるのは当たり前です コレといった調査もされず、「悪い」とされてますから でも、何でブラックバスがこれだけ取り上げられるのかは、ほんとに不思議です あまりに日本全土に広がりすぎたのか? それならブルーギル(コレももちろん特定外来種)のほうがよっぽどタチ悪いはず 田んぼのあぜ道で、ザリガニを拾ってはつぶし、拾ってはつぶししている人を見かけたとき、どう思いますか? 多くの人が「残酷だなあ」と思うかもしれません しかしながら、あれは田んぼのあぜに穴を開けられないようにする為に出来る最終手段です ザリガニを駆除できる薬は、おそらくお米をおいしく作ることの出来なくなるような薬です 田んぼのあぜに巣となる「穴」を開けられますとそこから水が流れ出し、広大な田んぼの水があっという間になくなってしまいます まあいつも水の管理に気を配るので、水が無くなってたら穴をふさいだりなんだりしますし、ウチの田んぼは一枚一枚がそんなに大きくないので何とかなってますが たったザリガニ数匹で、とんでもない被害を農家に及ぼし兼ねないのです 生活に直結する被害です このザリガニは「アメリカザリガニ」 もちろん特定外来生物です バスと指定は変わりません こっちはあんまり話題に乗らなくて、バスがなぜあそこまで取り沙汰されるのでしょう ブラックバスは田んぼの多い農業地域で直接生活に被害があるわけではありません 車が邪魔だったりは良くあるようですが (淡水漁業されてる方には深刻だと思われます) ザリガニもバスも同じように食用で入ってきているはずで、同じように生息していると思います 国内に広めたのも同じ日本人です キャッチーなのかな 「ブラックバス」 いかにも悪そうです(笑) そういえば関東地方は大きな河川もありますし、淡水漁業も行われてますね 近いから取材しやすかったのかな ザリガニもみんな釣りする様になれば、こんな風に槍玉に上がるのでしょうか? ちなみに彼らも肉食で、フナ、ドジョウ、メダカ(カエルは食べたっけな?)等、バスと同じくらいいろいろ食べます モチロン在来種です いまや「魚が減った」というフレーズの後に「ブラックバスが・・・」という言葉が付いて回るほど悪者になってます (あながち間違ってない場合もあるとは思いますけど・・・) 魚がどこに住んでいるか?バスが入ってるか入ってないか? お構い無しです 水質や気候、川や池の環境変動にどれほどの変化があったのかということを知らない人が多く見受けられます 魚は繁殖できる環境があって、初めて増えられるのです 事実、近所のダムではワカサギの放流など近年やっていないはずですが、ちゃんとバスもワカサギも元気です 野池のような小さな池、河川で農薬や薬品の混ざった水が入ってしまっては、みんなが大切にしたい在来種の繁殖は難しいです (コイは大丈夫そうですが・・・) 水が悪く、ヘドロのたまってるような所ではみんなが大切にしたい在来種の繁殖は難しいです (コイは大丈夫そうですが・・・) 氾濫防止の為に護岸されてしまったり、川底をひっくり返すような工事をしたり、極端に川の水を減らした川に、みんなが大切にしたい在来種のよりどころはありません もちろんゴミだらけの場所も(所によっては漁礁となりますが)、みんなが大切にしたい在来種にとって良いとは言えません ちょっと知ろうとすれば、わかることだと思うのですが、それすらしない 一応、身の回りで「ブラックバスが・・・」の話になったときには、いろいろ説明して擁護する立場はとるようにしています ・・・・ああぁぁぁぁ、なんか気が付きました ブラックバスってやつは上のような多少の環境変化があってもビクともしない場合が多いです (水がなくなっちゃえば別ですけど、ブルーギルも同様にビクともしません) 農薬、薬品多めのときは元気なくても、時間が経てば大丈夫 茨城の河川で、何年か前に川がハンパなく氾濫したことがありましたが、何日か経って釣りしに行ったら何の影響も無かったのを思い出しました そりゃあ槍玉に上がるのも無理ないですね 他の魚が減っても、普通に生きているだけで増えてるように見えます 書いていて切なくなりました 今はなるべく楽しく釣りがしたいので、魚のイメージを変える解決の糸口をと思って書いてきましたが、こればっかりはしょうがない 強い魚だって事を忘れてました 外来種全般そうですね 「ヒール(悪役)=ブラック」というイメージからも、ブルーギルの「ブルー」というさわやかな響きより悪者にしやすかったのでしょう バスの方が大きくなりますしね いろいろわかってくればまた違うんですがね ブルーったって茶色じゃね?みたいな(爆) 解決しなきゃいけないのはブラックバスという魚を取り巻く環境のようです もちろん、釣り人のモラルやマナーもです みんなでお金を出し合って野池にヘラブナやフナでも放流すれば何も騒がれなさそうな気さえしてきました ここまで騒ぐんなら在来種養殖、放流もビジネスチャンスですかね?(笑) 取り留めなくなってしまいすみません こうなっちゃあ元も子もありません 次回テーマは、「楽しく釣りをしていくために」として考え中です 自分の考えをまとめますです
by avesan
| 2010-12-01 16:03
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